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晴山遺跡(上里遺跡群) 第34次調査

遺跡概要

所在地 二戸市石切所字晴山・台中平地内
調査期間 平成26年6月2日から9月12日
調査面積 307u
時代 縄文、奈良
出土遺物 縄文土器、土師器、陶磁器、鉄製品
概要  晴山遺跡は、馬淵川の左岸北側の河岸段丘上に立地し上里遺跡群の中では南西に位置しています。これまで中世の遺跡とされていましたが、近年の調査で縄文時代や奈良時代の遺構も確認され、様々な時代の複合遺跡であることが明らかになってきました。

調査の様子

 晴山遺跡は土地区画整理事業に伴う事前調査で、道路工事に先立って調査を実施したところ、竪穴住居跡2棟(縄文時代・奈良時代)、土坑4基、不明遺構1基が検出されました。
 中でも、奈良時代の住居跡は、焼け落ちた住居である焼失家屋で、炭化した垂木や柱などの建築部材がきれいに床面に残っていました。また、同じ竪穴住居跡から甕一個体が、潰れた状態で確認されました。 

 
縄文住居跡                      平安焼失家屋


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