主な展示内容

その昔九戸政実が活躍した二戸は、戦国時代終焉の地であり、北辺防備の大志を抱いた相馬大作生誕の地でも
あります。そして田中舘愛橘博士など多くの優れた先人たちを生んだ背景には、会輔社の存在が大きくありました。
本館は「歴史と先人の町・二戸」を、受け継がれてきた多数の民俗資料とともに後世に伝えています。

【本館】

先人コーナー

■南部公が祀った相馬大作の遺品関係
■会輔社創設:小保内孫陸・定身 親子
■国際的科学者:文化勲章受章の物理学者
        田中舘愛橘・秀三 親子
■岩手県初の公選知事:國分謙吉
■日本牧羊の先覚者:蛇沼政恒       など

 相馬大作筆:隠居勧告文(果たし状)


歴史コーナー

■九戸の乱、九戸政実関係資料
■会輔社資料
■南部領十郡之図
■寛政十二年(1800)大日本東山道陸奥州駅路図
■九戸の乱、九戸政実関係資料
■会輔社資料

相馬大作コーナー

 


民俗コーナー

■重要科学技術史資料第24号登録:酒の自動販売機
■岩手県指定有形民俗文化財:漆蝋関係資料
■二戸市指定文化財:子なさせの道具
■重要科学技術史資料第24号登録:酒の自動販売機
■岩手県指定有形民俗文化財:漆蝋関係資料
■二戸市指定文化財:子なさせの道具

酒の自動販売機

  

化石コーナー

当地方は新生代・新第三紀・中新世の地層(中新統)が発達し、下部から四ツ役層、門ノ沢層、末ノ松山層と続き
ます。このうち特に「門ノ沢動物群」とよばれる海生動物化石(二枚貝や巻貝など)は世界的に有名で、展示してい
ます。
またこれらの地層から、大型哺乳動物の化石デスモスチルスの臼歯やパレオパラドキシアの骨格化石が産出されて
います。デスモスチルスの臼歯化石のレプリカを展示しているほか、多数の二戸地域産出の化石を収蔵しています。

   ■ニノヘイルカ
   ■ムカシエンコウガニ     など

     

【別館】 ※中央公民館2階

民俗コーナー

初代館長・高橋九一氏の収集に始まった、主として二戸地方の民具を展示しています。
収蔵点数は近隣に類を見ず、この民具資料により当地方の民具・庶民の生活などをしのぶことができます。

  

自在カギ スマシ桶 ミノ

サケ漁ヤス

二戸歴史民俗資料館

〒028-6101
二戸市福岡字長嶺80-1

TEL 0195-23-9120(FAX兼用)