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在府小路遺跡 第23次調査

遺跡概要

所在地 二戸市福岡字在府小路地内
調査期間 平成26年4月30日から7月2日
調査面積 790u
時代 縄文後期初頭、中世
出土遺物 縄文土器、石器、土偶、陶磁器、鉄製品、銭貨
概要  在府小路遺跡は史跡九戸城跡の南側に位置し、福岡城に伴う武家屋敷跡と考えられており、これまでに遺跡の西側で掘立柱建物跡や石積みの道路側溝跡、井戸跡などが確認されています。東側へ行くにつれ中近世の遺構は少なくなり、縄文時代後期の遺物・遺構の出土が多くなっていき、様相が大きく違います。

調査の様子

 今回の調査では、縄文時代後期初頭(約4,000年前)と考えられる竪穴住居跡12棟と中世以降の井戸跡2基、時期不明の土坑2基が確認されました。
 遺物のうち縄文土器は縄文時代後期初頭が主体ですが、縄文時代前期、中期の土器も確認されています。それ以外には土偶やミニチュア土器、石鏃をはじめとした石器が出土しています。
 以上のことから、遺跡の東端部は縄文時代の遺構・遺物がそのまま残されたといえます。

 
作業風景                    竪穴住居跡の炉跡
 
ミニチュア土器出土状況                      土偶検出状況
 
銅製品出土状況                      馬具出土状況

  

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