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二戸市の教育振興のために
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第2章 教育の主要課題
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1 二戸市教育行政のあり方を考える
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新たなまちづくりの主人公を育てる「ひとづくり」は、二戸市の将来を左右する大きな課題です。一方、教育を取り巻く環境・諸課題が多様化・複雑化・深刻化する中で、二戸市教育行政の現状および課題を踏まえ、よりよい教育の実現に向けて、学校・家庭・地域・行政が一体となり、社会全体で取り組むことが大切になっています。また、社会構造の変化に伴い、市民一人ひとりが持つ価値観も以前に比べて多様化してきており、教育のあり方についても改めて市民本位の視点に立ちながら、地域の問題としても検証し、議論を進めていくことが必要です。
こうしたなか、二戸市総合計画の「分野別施策の方向」である「地域を担う人を育てるまちづくり」の理念を具現化するため、市長部局と教育委員会が一体となって取組を進めるとともに、児童生徒と保護者の目線に立って教育のあり方を考え、地域全体が参加し、二戸新時代のひとづくりを推進していくことが求められています。
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2 検討事項
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新たな教育振興基本計画策定に向けての議論の方向性として、「想定される検討事項」を以下のとおりとします。
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○
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二戸市教育行政の現状と課題についての検討 |
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・学力向上(学力の最低保障)の現状と課題について
・望ましい生活習慣の現状と課題について
・よりよい人間関係づくりの現状と課題について
・教育施設の現状と課題について
・地域の教育力の現状と課題について
・「学び直し」と「学びへの支援」の現状と課題について
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○ |
二戸新時代の人づくり(教育行政)のあり方についての検討
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・教育予算の現状と課題について
・児童・生徒の安全・安心に関する現状と課題について
・地域と学校の関係に関する現状と課題について
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○ |
国、県、市の役割と責任
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・教育委員会制度に関する現状と課題について
・市長部局と教育委員会の所掌事務に関する現状と課題について
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3 検討事項を考える視点 |
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○ |
二戸市のよりよい教育の実現に向けて、市長部局と教育委員会が一体となり、「地域を担う人を育てるまちづくり」への取組を進めることが必要です。 |
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○ |
よりよい教育の実現には、教育委員会だけではなく、学校、家庭、地域、行政が一体となって取組を進めることが必要です。
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○ |
教育行政の政治的中立性や継続性の確保といった枠組的な課題に加え、教育現場が抱える課題や、児童生徒・保護者の多様化するニーズなど、様々に交錯する課題に対して、「できること」、「やらなければならないこと」そして「その主体は誰が担うのか」などの検討が必要です。 |
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