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二戸市の教育振興のために
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第4章 具体的な施策の内容
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1 教育委員会の充実 ~市民から信頼される教育行政推進のために~ |
■体系
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■概要 |
教育行政の中心的な担い手である教育委員会が、より高い使命感をもって責任を果たします。 |
■基本方針(目指す姿) |
教育委員会は、市の教育行政の重要事項を審議・決定する独立の行政機関です。教育委員会の会議は、議案を決する定例会や臨時会に加え、その前段として不案内な部分を確認したり、議論がかみ合うような共通理解を図る協議会があり、その重要性は年々増しています。
こうしたなか、改正教育基本法から始まった関連教育法規の改正を踏まえ、教育委員会には責任体制の明確化、体制の充実などが求められています。そのため、研修や教育現場の訪問を通して、更なる資質の研鑽に努めるとともに、教育委員会の活動を積極的に公開し、市民から信頼される教育委員会を目指します。 |
■基本方針(目指す姿)を実現するための施策の方向 |
教育行政に関する点検・評価の外部評価(二次評価)において、「二戸市の
将来の発展の原動力たり得るものは人づくり、即ち教育をおいて他になし」との貴重なご提言を頂いています。
改めて、教育委員会がより高い使命感を持って、責任を果たすことの大切さを委員皆で共有するとともに、組織や機能の一層の活性化を図り、当面する諸課題について長期的な視点に立ち、深い理解と当事者としての自覚を持ちながら積極的な施策の展開に努めます。 |
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■現状と課題 |
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(1) |
教育委員会は、教育に関する事務を管理執行する独立行政委員会です。そ のため、教育行政における重要事項の決定や「二戸市教育振興基本計画」の 策定など、教育施策の方向付けに関しても適切な判断・決定が求められてい ます。 |
(2) |
市民の教育に対する信頼と期待に応え、開かれた教育行政を推進するため には、市民の声を教育行政に反映させるための仕組みづくりと教育について の情報を幅広く市民に提供するための広聴の充実が必要です。 |
(3) |
教育行政の運営について適切な判断・決定を行うためには、現行制度の理 念、当面する教育行政の諸課題に加え、学校等の現場の実情についての深い 理解と的確な把握が必要です。また、教育行政に対する保護者・地域住民の 関心や要望の多様化を踏まえ、その意向をより一層教育行政に反映させ、教 育委員会の活性化を図ることが求められています。 |
(4) |
教育委員会は、その権限に属する「事務の管理及び執行の状況について点 検及び評価」を行い、その結果に関する報告書を議会に提出し、公表するこ とにより、効果的な教育行政の推進に資するとともに、市民への説明責任を 果たすことが求められています。 |
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■具体的な推進施策 |
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◆施策1 教育委員会の透明化 |
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市民から信頼される教育行政を推進するため、教育委員会議の情報や活動内容をホームページや広報紙などで積極的に公表し、教育委員会への理解を深めます。
【主な事業】
・開かれた教育委員会づくり(教育委員会議の公開)
・魅力ある教育委員会ホームページ「二戸市の生涯学習」の制作 |
◆施策2 教育委員の研修の充実 |
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教育に係る広範な行政課題に対処するため、研修を通して教育委員としての資質の研鑽を図るとともに、計画的な学校等の視察を実施し、新しい課題を抱える現場のニーズや多様化する市民ニーズの把握に努めます。
【主な事業】
・教育委員研修の充実
・計画的な教育現場の視察 |
◆施策3 教育委員会の責任体制の明確化 |
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二戸市教育振興基本計画に掲げられた主要施策について、自らが立てた基本方針に沿って具体的な教育行政が執行されているかを点検・評価(一次評価)するとともに、学識経験を有する者の知見を活用した点検・評価(二次評価)を併せて実施し、事後の検証に役立てます。また、報告を受ける議会や市民の意見を踏まえ、随時改善に努めます。
【主な事業】
・「教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価」の実施 |
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