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本書は、平成18年度に策定した「二戸市教育振興基本計画」に続く、平成23年度から平成27年度までの「二戸市教育振興基本計画」です。 基本目標を「学びの広がるまちづくり、未来を拓く人づくり」としました。 前計画は、合併直後の旧二戸市と旧浄法寺町の速やかな教育の一体化と、生涯学習の構築を核とした教育振興を目指して策定されました。そのため、二戸市教育委員会では、平成22年度を目標年度に、新しい時代に対応した教育改革を図るとともに、新たな教育システムの導入や教育施設の整備を進めるなど、この間、鋭意努力して参りました。しかし、教育改革は、新たな制度や事業の導入をもって完了するものではなく、それらを充実・発展させ「市民のためによりよい教育」を実現することが目的です。 そこで、この新たな教育振興基本計画では、これまでの教育改革を継承するとともに、二戸市教育目標である「自然と郷土を愛し、自主的で創造性に富む豊かな人間性を培い、国際社会に生きる健やかな市民を育む」ひとづくりを目指す中で、学校、家庭、地域、行政が「協働」で積極的に教育振興に取り組んでいく意思を表しています。 そして、この考え方に基づき、前計画の基本目標や策定趣旨の視点を参考にしながら諸施策・諸事業を再構築し、特に、学校教育では、「学力の最低保障」「望ましい生活習慣の育成」「よい人間関係づくりに向けた取組」を通して、児童生徒の「生きる力」の育成を目指しています。また、社会教育では、「学び直し」「学びへの支援」を通して、市民の人生を豊かにする生涯学習の推進を目指しています。さらに、学校教育と社会教育の連携により、児童生徒の「生きる力」の基盤となる家庭や地域の教育力の向上と、学校教育、社会教育を推進するための学習環境の整備を目指しています。 また、教育活動の螺旋的・発展的な質的向上を図るためには、「計画―実行-評価-改善」の一連の過程の中で「点検・評価」を実施し、生かすことが重要であると考えています。そのため、新たな計画を策定するにあたっては、前計画の施策や事業を対象に実施した「二戸市の教育行政に関する点検・評価」の結果を反映させています。さらに、諸施策の目標が達成されたか否かを判断する切り口として、「施策成果指数(数値目標)」を設定しました。 教育活動は、その効果や成果を数値目標で問うことは難しい部分もありますが、二戸市の教育に関わる学校、家庭、地域、行政の努力目標としてご期待申し上げ、社会全体で教育力の向上を目指して参る所存です。 平成23年3月 二戸市教育委員会 |
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