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二戸市の教育振興のために
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第4章 具体的な施策の内容
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Ⅲ 健康・安全教育の推進
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■概要
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学校における健康教育は、子どもたちの健やかな育成の基礎となるものです。子どもたちが自らの健康や体力に関心を持ち、健康で安全な学校生活が送れるよう、学校・家庭・地域が一体となり取り組むことができる環境づくりに努めます。
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■基本方針(目指す姿)
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本市ではこれまで、医師会・歯科医師会・薬剤師会の協力・指導を頂きながら、学校保健会を中心に、健康・安全教育に取り組んできました。
しかし、児童生徒の体格は確実に向上しているものの、生活習慣に起因すると思われる疾病の増加、中でも肥満傾向の児童生徒出現率については、出現率が全国1位(平成21年度学校保健統計)の岩手県の中でも、とりわけ県北地域の出現率が高く、特に二戸市においては全国平均を大きく上回る状態が続いています。そのため、肥満対策として、運動・食事両面での取り組みが新たに期待されており、今後は、健康診断の結果や体力・運動能力・運動習慣調査の結果を基に、児童生徒が自らの健康について問題意識を持ち、課題解決に向けて取り組む環境づくりを目指します。
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■基本方針(目指す姿)を実現するための施策の方向 |
本市では、関係機関との連携の下、小・中連携学校保健委員会活動や地域ぐるみの健康教育の推進に取り組んできました。今後とも、関係機関、家庭、地域との連携を図り、肥満予防などの課題解決に努めます。また、児童生徒が安全で安心な生活が送れるよう、学校における安全教育の充実に努めます。
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■現状と課題
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(1) |
すべての児童生徒が、自らの体力や健康に関心をもち、生涯にわたって運 動に親しむ資質や能力を身に付け、充実した生活を営むことが求められてい ます。
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(2) |
健康教育では、学校医・学校歯科医・学校薬剤師の協力を得た学校保健の 取り組みが全国的な評価を得ていますが、生活習慣に起因すると思われる疾 病の増加、中でも肥満傾向の児童生徒出現率が全国平均を上回るなど、児童 生徒の大きな健康課題となっています。
また、安全教育については、児童生徒が犯罪や事故に巻き込まれたり、災 害に遭遇したりするなど児童生徒の安全が大きな問題となっています。児童 生徒が、健康で安全安心な生活が送れるよう、地域と連携した健康・安全教 育の充実を図ることが求められています。
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■具体的施策
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◆施策1 健康・安全教育の充実 |
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児童生徒が自らの健康について考え、改善や保持する力を育むため、二戸市学校保健会など関係機関と連携を深め、学校における健康教育の推進に努めます。特に、二戸市の喫緊の課題である肥満対策については、肥満が様々な疾病の直接的な原因となることから、学校と家庭の連携を深め、運動・食事など多方面での対策に取り組むとともに、定期健康診断の内容充実に努めます。
また、安全教育については、交通安全指導、避難訓練および防犯訓練などを実施し、学校での安全教育を推進するとともに、スクールガードをはじめとする地域と一体となった安全体制づくりに努めます。
【主な事業】
・学校保健の推進
・安全教育の推進
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◆施策2 学校給食の充実 |
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二戸市の豊かな食材を学校給食に生かしながら、安全で安心な季
節感のある、おいしい学校給食を提供していきます。また、二戸市
の食文化を継承し、郷土への愛着を育むとともに、地場産食材の活用を推進するため、関係機関と連携しながら食材の供給システムの構築に取り組んでいきます。
【主な事業】
・栄養教諭等による食に関する指導
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