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二戸市の教育振興のために
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第4章 具体的な施策の内容
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Ⅳ 幼児教育・高等学校教育の充実
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■概要
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幼児・児童・生徒がそれぞれの段階で心身ともに成長し、次の段階の学習環境に円滑に適応できるよう、関係機関での情報交換や相互理解を図るとともに、教職員の指導力向上に努めます。
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■基本方針(目指す姿)
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家庭環境、家族形態の多様化により、家庭の教育力の低下が懸念され、集団における幼児教育が重要視されることから、施設の円滑な運営と就園に対する支援を継続するとともに、幼児が円滑に小学校に適応できるよう、幼稚園・保育所・小学校間の連携を深め、情報共有と相互理解に努めます。
また、高等学校の再編整備が進められているなか、小中学校で培われた学習意欲や向上心の伸長を図るため、多様な生徒の受け入れが可能となる環境整備を関係当局に働きかけます。
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■基本方針(目指す姿)を実現するための施策の方向 |
幼稚園・保育所・小学校の連携については、幼稚園教育要領・保育所保育指針・学習指導要領の中にそれぞれの連携の必要性が明記されており、その連携推進が求められています。そのため、これまで本市が行ってきた幼・保・小連携推進会議を継続し、一層の相互理解と指導方法の工夫改善に努めます。また、意欲や向上心のある生徒が、自分の能力や個性を伸長できる学習環境を整えるため、高等学校の環境整備について、関係当局に継続的な働きかけを行います。
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■現状と課題
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(1) |
就学前教育では、幼児期の体験がその後の成長に大きな影響を及ぼすといわれています。就学前教育の重要性の啓発を図るとともに、次の段階へ円滑に進むため、それぞれの連携を強化することが必要です。
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(2) |
本市では現在、年2回の幼・保・小連携推進会議や年1回の幼児教育研修会を開催し、幼児期の教育の在り方について、情報交換や相互理解を図って おり、今後も、小学校教育への円滑な移行ができるよう、これらの取組の継 続が求められています。
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(3) |
学級数減や学科改編など岩手県立高等学校の再編整備が進むなか、身近な 地域において学べる環境整備が求められています。 |
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■具体的施策
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◆施策1 幼児教育の充実 |
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幼稚園教育の充実・普及のため、引き続き就学前教育の奨励を図
るとともに、各小学校区との連携も深めながら、小学校教育への円滑な移行に努めます。
【主な事業】
・就学前教育の支援
・幼・保・小連携の強化
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◆施策2 高等学校教育の充実の要請 |
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中学校を卒業するほとんどの生徒が進学する現状を踏まえ、多様
な生徒の受入が可能となるような学習環境の整備を関係当局に働き
かけます。
【主な事業】
・高等学校教育の充実の要請
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